由緒ある建造物

街が世界遺産

ホテルの名刺

 テレビのニュースを見て、イヤな予感はあった。イタリア語だから意味は分からないけれど、どうやら列車のストライキをやっているようなのだ。3月2日朝、ピサ駅で「やっぱり!」と立ち尽くしてしまう。

 駅でみんなの動きをよく見てみると、列車は間引き運転をしている様子だ。ということは、そのうち乗れるのだろう。そう思って、時間つぶしを兼ねてオレンジジュースとサンドイッチの朝食を駅前の店で済ませる。10時5分発の列車でフィレンツェに向かう。本当はベネチアが目的地なのだが、ちょっと途中下車してみようと思ったのだ。

 ピサ中央駅からフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅までおよそ1時間で着いた。けっこう近いのだ。駅前にある2つ星の「HOTEL Hermes」に部屋を確保する。朝食込みで10万リラ(約8000円)。少し高いかなと思ったけれど、駅まで徒歩数分で部屋は広いので、よしとしよう。

フィレンツェの大聖堂

 さっそく街に出てみる。大聖堂が威風堂々と構えている。このような由緒ある建造物の街が世界遺産に登録されている。だから、町並みや建造物を味わいながら歩くのが正しいフィレンツェ散歩法だ。

 店の大半が閉まっている。しまった! 今日は日曜だ。日本なら土曜日曜の週末はお店にとって稼ぎ時で、店を閉めることはほとんどない。ところがキリスト教の影響を強く受けている国では週末は休むのだった。せっかくフィレンツェに来たのにと思ったが、よくよく考えてみると、私は特にブランドの店を見て歩くつもりはないから、店が開いていても閉まっていても、問題はないのだった。

 小さなスーパーが開いていて、500ミリのミネラルウオーターが900リラ(72円)。これは安い。

シニョリーア広場

 写真はシニョリーア広場である。写真の中央奥にヴェッキオ宮殿の塔が少しだけ見える。遠く右側に見える白い像はネプチューンの噴水である。

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