フィレンツェからベネチアに向かう。午前9時18分発で午後12時10分にベネチアのサンタ・ルチア駅に着く。フィレンツェで入手した簡易時刻表が分かりやすかった。
ベネチアではまず宿を決める。朝食つきで10万リラ(約8000円)。サンタ・ルチア駅前から水上バスに4500リラ(約360円)で乗り、大運河を通ってサン・マルコ広場に向かうことにする。
水上バスから見る景色はまさしく水の都ベネチアである。狭い水路がいろいろなところに走っているのがよく分かる。
見どころの1つは、かかった橋の装飾だろう。デザインを凝らしているので楽しめる。ベネチアでの橋は単に「渡る」ための道具ではなく、運河を船で通る人が「見て楽しむ」ものでもあるのだ。装飾ぶりを見て、そう感じた。
大運河を通ってサン・マルコ広場まで往復するのはベネチア観光の基本パターンのようで、同じような水上バスが行き交う。
船がこれほど身近な存在なのはベネチアくらいのものだろう。細かい水路を見ていると、ベネチアでは船での移動が一番手っ取り早いことが分かる。
水上バスがサン・マルコ広場に着く。地球温暖化の影響か、たまに水浸しになってしまい、その写真や映像が新聞やテレビに流れる場所だ。鳩が多い。きらびやかなサン・マルコ寺院が見えてきた。
サン・マルコ広場でコーヒーを飲もう。チョコラーテを注文する。請求書を見ると11500リラ(約920円)だ。さすがに高い。