再び水上バスに乗って、サンタ・ルチア駅前に戻る。それにしても交通量が多い。観光用のゴンドラが多いせいもあるのだろう。いくら何でもぶつかることはあるまいと思うけれど、交通の要所であることを感じさせられる。
運河から建物を見ていると、老朽化が著しいことに気づく。早い話、海のようなものだから、潮風や潮水などの直撃を受け、塩害をこうむるのだろう。補修工事をするためには足場を組みたいところだが、海中にまで足場を降ろすとなると、それだけで費用がはね上がりそうだ。水の都ベネチアなどともてはやされ、世界有数の観光地ではあるけれど、暮らしてみればそれなりの大変さがあるように思える。
昼食をとっていないことに気づき、マクドナルドに入る。フィレオフィッシュ4000リラ(約320円)とオレンジジュース(大)3000リラ(約240円)。そのあと、今度は徒歩で気の向くままに歩いてみる。